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オーストラリアの永住権でニュージーランドの永住権を取得する方法

オーストラリアの永住権からニュージーランドの永住権を取得方法

私は、オーストラリアに住んでいた際にオーストラリアの永住権を取得しました。

その後、ニュージーランドへ移住して、現在7年目になります。

現在のニュージーランドの移民法では、オーストラリアの永住権所持者(テンポラリーの永住権は除く)は、オーストラリアの永住権・レジデント・リターンビザが有効な限り、ニュージーランドに永久に住む、働く、勉強することができます。

このニュージーランドのビザのことを、Australian Resident Visaと言います。

オーストラリアの永住権はオーストラリアに永住することができるビザです。

しかし、オーストラリア国外に出ていつでも、何年たってもオーストラリアにビザなしに入国できるわけではなく、Resident Return visaなどの有効なビザがないと戻ることができない場合もあります。

じゃあ、オーストラリアの永住権でニュージーランドにいたらオーストラリアの永住権がなくなって日本帰らないといけないんじゃないの?と思いますよね。

確かに何もしなければ、オーストラリアのビザの有効期限が切れた時点で、他のニュージーランドのビザがないとニュージーランドには住んだり、働けなくなります。

しかも、オーストラリアにも永住権で戻れなくなります。(状況により戻れることもあります)

しかし、実はオーストラリアの永住権でニュージーランドにレジデントとして2年以上住んだ場合、ニュージーランドの永住権を入手することができるのです。

前置きが長くなりましたが、今回の記事ではオーストラリアの永住権でニュージーランドの永住権を取得する方法について説明します。

今回のお話は、日本のパスポートを保持している前提で説明させていただきます。

また、オーストラリアの永住権と記載していますが、オーストラリアの市民権保持者にも適用される場合もあります。

※お断り:この記事の情報は、ニュージーランド移民局のウェブサイトに掲載されている情報と、私の経験をもとに話しています。永住権などのビザ取得のためのアドバイスではございませんのでご承知おきください。

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オーストラリアの永住権でニュージーランドに住む・働く

オーストラリアの永住権でニュージーランドに入国する際に、オーストラリアの永住権、または、レジデント・リターンビザを持っている場合、他のビザは必要ありません。

オーストラリアのレジデント・リターンビザはパスポートにシールが貼られていないので、レジデント・リターンビザがパスポートに電子情報として記録されていることを事前に確認しておいた方がいいと思います。

私は、ニュージーランドの永住権が取れるまで、念のためオーストラリアの移民局からのレジデント・リターンビザが承認されたことが書かれた書類を旅行時には所持していました。

Australian Resident Visaは事前に申請する事できません。これは、ニュージーランドに入国する際に取得するビザです。

厳密には、ニュージーランドの空港の入国審査の際に発行されます。

ビザの料金は無料で、書類の記入は必要ありません。

Australian Resident Visaを取得するには、ニュージーランド移民局の定める、Good characterの条件も満たしている必要があります。

しかし、通常特に質問などはほとんどされず、オーストラリアの永住権やレジデント・リターンビザが確認されればすぐにビザはおります。

観光のみの場合問題はないですが、もしニュージーランドで働く場合、

ニュージーランドの空港の入国審査の際に、オーストラリアの永住権を所持している旨と、ニュージーランドで働く旨を伝えた方がいいと思います。

これは私の経験ですが、ニュージーランドの入国時に何も言わないと3か月滞在のみの”Visitor”のスタンプを押されます。

Australian Resident Visaでニュージーランドで働く場合、”Resident”のスタンプを押してもらってください。

もし、”Visitor”のスタンプを押されたら、ニュージーランドで働くのだけど”Resident”のスタンプでなくていいの?って聞いてみた方がいいです。

”Visitor”のスタンプだと実際に問題があるかどうかはわからないですが、雇用主にビザを確認されることもあると思うのできちんとしたスタンプを押してもらった方がいいです。

ニュージーランド入国時に”Resident”のスタンプが押されれば、ビザ上は問題なく働けます。

この Australian Resident Visaは、ニュージーランドを出国すると無効になります。

そのため、入国時に毎回取得されるビザです。つまり、入国するたびにレジデントビザを1回1回取得していることになり、継続されたビザではありません。

オーストラリアの永住権でNZの永住権を取る方法

上記でお話しした通り、Australian Resident Visaはニュージーランドに入国時その都度認可されるビザです。

また、Australian Resident Visaはオーストラリアの永住権かレジデント・リターンビザが有効な場合のみに承認されます。

つまり、オーストラリアの永住権やレジデント・リターンビザが切れたらニュージーランドには住んだり、働けなくなるという事です。

オーストラリアの永住権やレジデント・リターンビザを持っている人は、ニュージーランドのレジデントビザを2年以上保持した場合、ニュージーランドの永住権の申請・取得ができます。

Australian Resident Visaはニュージーランドのレジデントのビザなのですが、2年間の間に一度でもニュージーランド国外に出てしまうと、レジデントビザでの滞在日数がリセットされてしまいます。

つまり、1年11ヵ月レジデントビザで住んでも、ニュージーランド国外に出て戻ってきた場合、ニュージーランドでレジデントビザで住んだ期間はゼロに戻ります。

(ちなみに私は経験者です・・・)

Variation of resident visa travel conditions を取得ことにより、ニュージーランド国外に出て、戻って来てもレジデントのステータスが残るようにできます。

そのため、何度出入りしても合計で2年間以上ニュージーランドにレジデントとして滞在していればニュージーランドの永住権の申請資格を満たすことができます。

ニュージーランド移民局の定める、Good characterの条件も満たしている必要があります。

オーストラリアの永住権保持者へ発行されるVariation of resident visa travel conditionsは通常2年までです。

そして、このVariation of resident visa travel conditions の2年間の有効期限が切れた直後に、ニュージーランドの永住権のビザの申請をします。

申請から取得の手続きにかかる期間は10営業日です。

そして、日本のパスポートを持っている人は申請にかかる費用は無料です!(写真撮影・コピー代などは別途かかります)すばらしすぎます!

ちなみに通常は180ドルかかります。

私が申請した時も、手続きはとてもスムーズで本当に10日程で永住権が取得できましたし、無料でした!

私事ですが・・・

私のオーストラリアのレジデント・リターンビザは、昨年5月頃に有効期限が切れました。

本当にもったいないですし、当時オーストラリアに戻るか悩みました。

しかし、今のニュージーランドの仕事を辞めたくないのでニュージーランドに残ることにしました。

私は、今後オーストラリアに観光で入国するのにも観光ビザが必要です。働くためには就労可能なビザを取得する必要があります。

つまり、オーストラリアの永住権はニュージーランドで ほぼNZの永住権と同条件で扱われるが、ニュージーランドの永住権はオーストラリアでは同条件で扱われないという事になります。

まとめ

以上、オーストラリアの永住権でニュージーランドの永住権を取得する方法について説明しました。

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