先日の記事で、ニュージーランドの喫煙事情・たばこの値段についてお話ししました。
ニュージーランドでは喫煙率を下げるために、喫煙場所の厳しい規制、また、たばこ税の増税によるたばこの値上げが行われています。
また、ニュージーランドへの免税でのたばこの持ち込みも厳しく、2箱半のみ(50本まで)と制限されているのでニュージーランドへお越しの際はご注意ください。
さらに、ニュージーランドは2018年1月1日より、たばこの値段がまた10%値上がりしました。
この記事では、2018年からのたばこの値上がり、そして、たばこの売り上げの政府への割り当てについてお話ししています。
ニュージーランドでの喫煙関連の記事は以下からどうぞ。
2018年1月1日からのたばこの値段10%値上げ
ニュージーランドでは、2018年1月1日より、たばこの価格が10%値上がりしました。
そのため、値上がり前にたばこをたくさん買い込んた人達がたくさんいたようです。
ニュージーランド政府は、2017年1月1日にもたばこの10%値上げを行ったばかりです。
2017年の値段で、たばこ20本1箱の平均の値段は23.40ドルでした。これは日本円にして1,900円ほどです。
しかし、2018年1月1日からは、たばこ20本1箱の平均の値段は25.45ドル、日本円にして2,070円ほどになりました。
ニュージーランドのたばこの値段。税金の割合
2018年1月からは、ニュージーランドのたばこの値段の78%がニュージーランド政府へ税金として支払われます。
ニュージーランドでは、国民の医療費のほとんどが税金でまかなわれています。
ニュージーランドではたばこに起因した疾患が少なくありません。
その疾患に対する治療費を喫煙者自身が多く負担するという目的も含め、たばこ税の引き上げが行われているようです。
ニュージーランドのたばこ値上げの効果
ニュージーランドのたばこの値段は2012年から、60%値上がりしています。
ニュージーランドはこのまま値上げを続け、2020年までにはたばこの値段を平均30ドルまで値上げする予定です。
30ドルは日本円で約2450円です。
しかし、ニュージーランドのたばこの値上げは、実際に喫煙率減少の効果はあったのでしょうか?
実のところ、2012年以降、禁煙に成功した成人はたったの10人に1人だそうです。
未成年者の喫煙も問題になっているので、違法喫煙をしている人もたくさんいると思います。
なので、正確な統計の結果とは言えませんが、それにしても効果が低すぎです。
以前の記事でもお話しした通り、たばこを狙ったコンビニなどへの強盗被害が増えているので効果よりも被害の方が大きいように感じます。
まとめ
- ニュージーランドのたばこは2018年から10%値上がりした。
- たばこ代金の78%は税金。
- 2012年から60%以上のたばこの値上げをしているが実際に禁煙した成人は10人に1人。
以上、ニュージーランドのたばこの値上げについてお話ししました。
ニュージーランドは、たばこの国外からの持ち込みも厳しく取り締まっているので、日本からの免税持ち込み制限、申告にもお気を付けください。
たばこの免税範囲の記事は以下からどうぞ。
それでは。
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