「ニュージーランド」と言われたら何が思いつきますか?
羊・指輪物語・キウィ(鳥)・マヌカハニー・ラグビーなどが思い浮かんだでしょうか?
私は日本にいた頃、ニュージーランドに関する知識はほぼなく、ニュージーランドと言えば、羊くらいしか思い浮かびませんでした。
ニュージーランドには、上に挙げたもの以外にもたくさんの魅力があります。
その中でも、ぜひ試してみてほしいのがニュージーランドのワインです。
この記事ではニュージーランド在住約7年半の私が、ニュージーランドワインの魅力と、皆さんにぜひ飲んでいただきたい、おすすめの白ワインを紹介します。
ニュージーランドワインの魅力
ニュージーランドでは、全世界の1%ほどのワインしか作られていませんが、涼しい気候がワイン作りに適しているためおいしいワインが楽しめます。
そんなおいしいワインがお手頃な価格で、しかもスーパーマーケットなどで気軽に手に入るため、ニュージーランドの人達はワインを日常的に楽しんでいます。
白ワイン・赤ワイン・ロゼ・スパークリングどれも作られていますが、特に白ワインの製造の割合が高く、ソーヴィニヨン・ブランが有名です。
しかし、「おいしいニュージーランドワインを飲んでみたいけど、どれを選べばいいかわからない」という方も多いでしょう。
そんな時は、ニュージーランドに住むワイン好きにおすすめワインを聞く事が一番の解決策です!
私は、現在ニュージーランド在住約7年半、その前にオーストラリアにも6年半程住んでいます。
ニュージーランド・オーストラリアは、どちらもワインが有名な国です。
そしてワインが大好きな私は、今まで色々な種類のワインを現地で試し、数多くの美味しいワインとも出会ってきました!
この記事では、たくさんあるおすすめのワインの中でも、白ワインにしては少し変わった色をした、The Ned (ザ・ネッド)のピノ・グリを紹介します。
ニュージーランド産白ワイン ピノ・グリとは
ニュージーランドのピノ・グリを飲んだことのない方のために、ピノ・グリについて簡単にお話しします。
ニュージーランドで一番作られているワインは白ワインのソーヴィニヨン・ブランで、ニュージーランド全体のワイン生産量の72%を占めています。
それに比べ、ピノ・グリはニュージーランド全体のワイン生産量の6%しか作られていません。
ニュージーランドのワイン自体が全世界の1%分しか作られていないので、そのニュージーランドのピノ・グリは希少価値が高いワインという事になりますね。
かなり大まかな目安ですが、良く飲まれている白ワインのソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネと、ピノ・グリの味を比較してみました。
酸味・甘み・濃厚さを3つのレベル(強・中・弱)で比べると以下のようになります。
ワインの種類 | 酸味 | 甘み | 濃厚さ |
---|---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン | 強 | 弱 | 弱 |
シャルドネ | 弱 | 強 | 強 |
ピノ・グリ | 中 | 中 | 中 |
※ワインの産地やスタイル(作り方)により味は異なるため、すべてのワインに当てはまるわけではありません。
上の表を見て頂ければわかる通り、ピノ・グリは、ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネの間あたりの風味がします。
スタイルによっては、ソーヴィニヨン・ブラン寄りで酸味が強くあっさりしているもの、また、シャルドネのように濃厚な味のワインもあります。
ピノ・グリの主な産地
ニュージーランドでピノ・グリを多く作っている地域は、以下の3つの地域です。
- 1位 マールボロ
- 2位 ホークスベイ
- 3位 ギズボーン
ニュージーランド南島のマールボロ(Marlborough)では、ニュージーランド全体の約45%のピノ・グリを作っています。
The Ned ピノ・グリとは
ニュージーランドだけでもピノ・グリのワインのブランドは複数存在しますが、その中でも今回はThe Nedをご紹介します。
- 産地:ニュージーランド・マールボロ
- アルコール度数:14% 白ワインの中では少し高めです。
- グラス1杯値段(レストラン・バー):9~11 NZドル程度(日本円で670~820円程度)
- ボトル1本値段(レストラン・バー):50 NZドル程度(日本円で3,800円程度)
- ボトル1本値段(酒屋さん):16~18 NZドル程度(日本円で1,200~1,350円程度)
※値段は、販売してるお店により異なります。
グラス1杯は通常150ミリリットル、ボトル1本は750ミリリットルです。つまり、ボトル1本はグラス5杯分ですね。
レストランやバーなどで注文すると割高ですが、1本1,350円程度で酒屋さんやスーパーで購入できるワインなのでお手頃な値段です。
1,350円でおいしいワインが飲めるなんて、ニュージーランドはワイン好きにとっては最高の国ですね。
The Ned ピノ・グリはこんな方におすすめ
- 甘ったるいお酒は苦手。
- フルーティーな香りが好き。
- ほのかに甘いけどすっきりした味が好き。
- ピングゴールド色大好き。
The Ned ピノ・グリをおすすめする理由
The Ned ピノ・グリをおすすめする1番の理由は香りと味です。
他のピノ・グリと比べると香りの豊かさが明らかに違います。
グラスを口元に持って来て、鼻から深く息を吸い込むとフルーティーな香りがリラックスさせてくれます。
味は、酸味がそれほど強くなく、ほんのり甘く、ピノ・グリにしてはどちらかというと少しまろやかだけど、すっきりした味わいです。
もう1つのおすすめする理由は、白ワインにしては珍しいピングゴールド色をしているということです。
上の写真は、他のブランドのピノ・グリと色を比べたものですが、同じピノ・グリでもブランドによってこんなに色が異なります。
左がThe Ned ピノ・グリで、右は私が晩酌用に買っている安めのニュージーランドのワインブランド、モンタナのピノ・グリです。(日本円で880円程度)どうです、この色?
私、この女子力高めなゴージャスな色が大好きなんです!そして、食事と一緒に撮ったら、インスタ映え間違いなしです。
晴れた日の午後にレストランやバーの屋外の席で、このThe Ned ピノ・グリを飲むのが、私にとって最高の楽しみ方です。
あっさりめの味なので、いろいろな料理と一緒に楽しむこともできます。
ここまで、かなりThe Nedのピノ・グリを押してきましたが、1つだけ欠点をお伝えしなければなりません……。
唯一の欠点は「英語の発音が難しいこと」です。
”The Ned”は、カタカナ表記で「ザ・ネッド」ですが、英語で発音するときは「ド」の音をはっきり発音しません。
そのため「ダネッ」とい言うとそれっぽく聞こえます。
The Ned ピノ・グリをニュージーランドのレストランやバーで注文するために、この発音をたくさん練習してきてください(笑)
実際は、お店で「これください」とメニューを指差して注文すれば問題ありません!
The Ned ピノ・グリを飲める・買える場所
The Ned ピノ・グリは、ニュージーランドのレストランやバーでの取り扱いがとても多いことも、おすすめのポイントです。
実際に取り扱っているかは、事前にレストランやバーのメニューをオンラインで確認が可能です。
酒屋さん等で購入される場合も、すごく小さい酒屋さんでなければ大抵おいてあります。
ニュージーランドでは、スーパーマーケットでもThe Ned ピノ・グリを購入できますが、残念ながら日本のアマゾンや楽天では販売していないようです。
まとめ
- ニュージーランドのピノ・グリはソーヴィニヨン・ブランとシャルドネの間の味。
- ニュージーランドでは、マールボロがピノ・グリの主な産地。
- The Ned ピノ・グリは、香りが豊かで、ほのかに甘いけどすっきりした味。
- The Ned ピノ・グリは、白ワインには珍しいピングゴールド色。
- The Ned ピノ・グリは、ボトル1本1,350円程度で酒屋さんやスーパーで購入可能
- The Ned ピノ・グリは、レストランやバーでも色々な所で扱われている。
以上、今回の記事では、The Ned ピノ・グリをおすすめワインとして紹介しました。
ニュージーランドにお越しの際は、ぜひお試しください☆