ニュージーランドの道路で歩行者が注意すること、ルールについて

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ニュージーランド 歩行者 横断歩道信号

ニュージーランドでは、車は歩行者に対して優先ではありません。

しかし、日本と比べると歩行者優先というルールの取り締まりは厳しくありません。

日本と比べると市街地で出せる車の速度は速いので、道を渡る時は十分注意が必要です。

また、街灯が暗めなので出来るだけ明るい色の服や反射するものを見につけましょう。

今回の記事は、ニュージーランドの道路で歩行者が気を付けることを、ニュージーランド交通局のガイダンスをもとに書きました。

原文はこちら:The official New Zealand road code – About other road users

気を付けることはほどんど日本とはわかりませんが、以下で説明する Courtesy crossings のルールは日本にはないのでご注意ください。

以下の記事は、運転者の側から見た歩行者の安全に関して紹介しています。

ニュージーランドの運転では日本と同様、歩行者が優先です。しかし、日本とは多少違う歩行者に対する運転ルールがあります。ニュージーランドでは停車しているスクールバスの近くでは速度を時速20キロに落とす必要があります。
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ニュージーランドの道路 歩行者が気を付けること

歩行者の安全のための基本ルール

ニュージーランドの道路で歩行者が気を付けるべき基本ルールは以下です:

  • 歩道は歩くために安全な場所なので、歩道がある場合は歩道を利用しましょう。
  • 歩道がない場合は:
    • 道路の脇を車の進行方向と逆に歩きましょう。
    • もし可能であれば、道路でないところ、出来るだけ道路の端を歩きましょう。
    • 夜間は明るい色、または、反射する衣類を着るか、懐中電灯を持って他の車などから見えやすくしましょう。
  • 自転車等との共有スペースを利用するときは十分気を付けましょう。共有スペースは自転車用道路、歩道、その他の歩行者、自転車、電動の歩行補助用のスクーターや、車いす等と共有する小道を示します。
  • 家屋やお店などの私有道路を渡る時は十分気を付けましょう。車を運転している人は視界が建物などに視界が制限されていて歩行者が見えない可能性があります。
  • 道路を渡る時は安全であることが確認してから渡りましょう。常に近くの道路の車を確認して素早く、まっすぐに道路を渡り切りましょう。
  • 車が止まるためには時間がかかります。十分に間隔を取ってから道路を渡りましょう。
  • 交差点を渡る時は、曲がって来る車が来ないか前後確認しましょう。
  • 夜間に道路を渡る時は、出来るだけ街灯の近くで渡りましょう。
  • もし、バスを降りてからすぐに道路を渡る必要がある場合は、バスがその場を去ってから他の車を確認しましょう。
  • もし、停車している車の間から道路を渡る場合は、出来るだけ車の前方から離れたところから走っている車を確認し、十分な間隔を置いてから渡りましょう。
  • 幼い子供は年上の人と手をつないで歩きましょう。

横断歩道

ニュージーランドの横断歩道も白のストライプです。

もし横断歩道、歩道橋、地下歩道、信号から20メートル以内にいる場合はそれらを使って道路を渡らなくてはなりません。

横断歩道ではぶらぶら歩いてはいけません。

また、横断歩道を渡っている間に車がそばにいる場合、急に止まってはいけません。車は急に止まれないので気を付けてください。

Courtesy crossings

Courtesy Crossings 出典:NZTA

ニュージーランドには白いストライプの横断歩道ではないですが、

通常レンガやタイルが敷き詰めれた歩行者が道を渡るための場所があります。

ここは公式の横断歩道ではないので、車は歩行者の為に止まる必要がありません。

十分気を付けて利用してください。

横断歩道信号

とまれ 出典:NZTA

この赤い人が点滅せずに表示されている場合は、横断歩道を渡ることはできません。

すすめ 出典:NZTA

この緑の人が表示されている場合は、横断歩道を渡ることができます。

進入禁止 出典:NZTA

もし、赤い人が点滅している場合は、横断歩道を渡り始めることができませんが、もう渡り始めている場合は横断歩道を渡り切ることができます。

ジョギングする方々へ

ジョギングをしている人は、車から見えづらい場合があります。明るい服や反射するベルトなど身につけましょう。

歩行者の道路のルールに従いましょう。

交差点では十分注意しましょう。

お子様連れのみなさんへ

  • お子様には、道路・歩道での安全を教えましょう。
  • どこが安全に歩ける場所か、安全に道を渡れる場所か見せてあげましょう。
  • お子様には学校、お店、遊び場など良くいく場所に安全に行ける道を見せてあげましょう。
  • もしお子様が5歳以下であれば、一緒に学校へ歩いていきましょう。

また、私有道路から出入りするときはお子様に十分注意しましょう。

その他

その他ここには書かれていませんが、ニュージーランドでは自転車は基本車と同じルールで走っています。

速度もかなり早めなので気を付けてください。

また、ニュージーランドにはラウンドアバウトという環状交差点があります。

ラウンドアバウトは、色々な方向から車が来るので付近を歩く際は、左右良く確認し、十分気を付けましょう。

ラウンドアバウトの記事についてはこちらをどうぞ。

ニュージーランドでの運転で日本と最も違う点は、ラウンドアバウトです。ラウンドアバウトは、信号のない環状交差点です。信号がないため、ルールに従って運転する必要があります。ややこしい車線の選び方、ウィンカーの出し方について説明しています。

まとめ

  • ニュージーランドでは基本歩行者は優先だが、十分気を付ける必要がある。
  • ニュージーランドでは街灯が薄暗いので夜間はできるだけ明るい道を歩き、明るい服や反射するものを身に付ける。
  • Courtesy crossingsは、歩行者優先でないので気を付ける。

以上、ニュージーランドの道路で歩行者が気を付けることについて書きました。

それでは。