ニュージーランドおもしろニュース。公共の場飲酒禁止を合法回避?

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出典:Stuff.co.nz

先日の記事で、ニュージーランドは公園やビーチなどの公共の場では飲酒が禁止されているとお話ししました。

ニュージーランドの法定の飲酒ができる年齢、飲酒が禁止されている場所について書きました。ニュージーランドと言えば、ワイン、クラフトビール等で有名です。NZに旅行や留学などで来られる際は、NZのお酒を楽しんで下さい!

また、ニュージーランドでは法律で許される範囲内の飲酒量であれば飲酒運転が許されています。

日本では微量でも飲酒して運転すると酒気帯び運転の違反になる場合があります。一方、ニュージーランドでは法律で飲酒運転の違反になってしまうお酒の量は日本と比べると制限が緩いです。今回の記事ではニュージーランドでの飲酒運転についてお話しします。

実はこれらの記事には続きがあります。

ニュージーランドは、アルコール禁止エリアでない限り、ビーチや公園に停めた個人の車の中では飲酒してもいいのです。

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ニュージーランド飲酒禁止公共の場-個人の車の中の扱い

先日の記事では、お酒を提供するライセンスを持っているお店が営業している以外の公共の場は、飲酒禁止とお話ししました。

公共の場というのは、公園、ビーチ、道路、歩道、公共の駐車場、遊歩道、公共機関等など、開けた場所を示します。

しかし、この中には個人の所有する車は含まれていないようなのです。

飲酒運転を推奨してるような誤解を招きたくなので、あえてこのことは以前の記事では触れませんでしたが、実は個人の車のなかでは飲酒は可能なのです。

しかし、例外があります。

もし、車を停めている場所が、Alcohol Ban Area(アルコール禁止エリア)等の場合、車の中であっても飲酒は禁止されています。

アルコール禁止エリアはAlcohol Ban Areaと言われる場合もあれば、Liquor Ban Areaと言われる場合もあります。

飲酒・アルコール所持禁止エリア

Alcohol Ban Area(アルコール禁止エリア)は通常、上の画像のようなサインが提示されています。(自治体により異なります)

Alcohol Ban Area 若しくは、Liquor Ban Areaは車の中を含む公共の場は飲酒やアルコールの所持も許されないエリアです。

つまり、アルコール禁止エリアでは駐車場に停めた車の中でも飲酒・お酒の所持は禁止です。

”所持”というのは、判断が難しいところですが、お店で買ったものを家や滞在先に持って帰るのであれば問題ありません。

Alcohol Ban Area(アルコール禁止エリア)の標識が提示されているエリアのでは、警察は車の中や所持品を許可なく捜索することができます。

しかし、口の空いたアルコール類、空のアルコール類が車の中や所持品の中にあった場合、飲酒していたとみなされる可能性が高いです。

もしも、アルコール禁止エリアでの飲酒やアルコールの所持で見つかった場合、250ドルの罰金が課せらることがあります。

ちなみに、コロマンデル半島では毎年12月23日の午後4時から1月6日までは公共の場は面アルコール禁止地域になります。もし1月6日が金曜日の場合はその後の月曜日までこのルールが適用されます。

コロマンデル半島ではその他にも、指定の祝日は公共の場は全面アルコール禁止地域になります。

条例なので、各役所や地域で独自のルールがあります。

地域により異なりますので、行く先々でご確認ください。

実は、今回この記事を書こうと思ったのには理由があります。

このアルコール禁止エリアのルールをどうにかして、ビーチでビールと飲もうとがんばった人達の事を書こうと思ったからです。

ビーチでお酒を飲むために沖に砂の島を作ってアルコール禁止ルールを避けた人達

ニュージーランド コロマンデル半島 タイルア

出典:Stuff.co.nz

この年末のニュースで報道されたのが、このアルコール禁止エリアのルールを合法で回避するために、ビーチの沖に砂の島を作ってそこでビールを飲んだ人達がいました。

ニュージーランド人 + アメリカ人の計12人が、潮が引いているすきを見て、6時間かけてショベルを使ってこの砂の島を作り上げたのです。

ちなみに、土台にはちゃんと木の板材も入っています。

出典:Stuff.co.nz

彼らは、ピクニックテーブルとビールがクーラーボックスが置けるほどの大きさの土台を作ることをのゴールにし、コルマンデル半島で布かれている、ビーチを含む公共の場での飲酒禁止の条例を避けるためにこれを作ったとのことです。

出典:Stuff.co.nz

この砂の土台を作った後は、潮が満ちてくるのを待って潮が満ちると砂の島の上でビールの蓋を開けたとのことです。

この画期的なアイディアに、地元の新聞紙はもちろん、海外からも取材のオファーを受けているそうです。

ちなみに、ビールが足りなくなってくると、お父さんがカヤックで沖からビールを運んでくれたそうです。

また地元の飲酒を取り締まっている警察の指揮官も、画期的なアイディアだ、もし近くにいたら一緒にビールを飲みたいとコメントしました。

以上、ニュージーランドの飲酒ルール、またそれを避けて合法で飲酒しようとする人達についてお話ししまた。

それでは。