先日の記事で移民でもニュージーランドで年金がもらえる条件についてお話ししました。
ニュージーランドでは移民でも条件を満たせば年金を受給できます。
ニュージーランドも年金は65歳から受給できますが、もらえる金額は独身かどうか等によって異なります。
また、受給資格を満たしていれば65歳になる前に稼いでいた金額に関わらず一定の金額を受給できます。
今回の記事ではニュージーランドの年金の受給額についてお話しします。
先日の受給資格に関しての記事も参考してください。
ニュージーランドの年金 もらえる金額
ニュージーランド以外の国から年金を受給する場合やニュージーランド政府から手当等をもらっている場合、ニュージーランドの年金の受給額がかわる場合があります。
以下の金額は、ニュージーランド以外の国から年金を受給しない場合、また、ニュージーランド政府から手当等をもらっていない場合の金額です。
また、金額は2017年4月1日からのものです。
独身の場合
受給者が独身の場合の2週間分の年金の受給額は以下です。
税金差引後の金額 (2週間分) | 税金差引前の金額 (2週間分) |
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一人で住んでいる、又は、扶養している子供と住んでいる場合 | $780.40 | $900.20 |
18以上の人と一緒に住んでいる、または、13週間以上の訪問者か滞在者がいる場合 | $720.36 | $827.20 |
夫婦・事実婚カップルの場合
受給者が夫婦・事実婚カップルの場合の2週間分の年金の受給額は以下です。
事実婚カップルには、同性同士のカップルも含みます。
税金差引後の金額 (2週間分) | 税金差引前の金額 (2週間分) |
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夫婦、又は、事実婚カップルともに年金受給資格を満たしている場合 | 1人$600.30 | 1人$681.60 |
夫婦、又は、事実婚カップルのどちらかが年金受給資格がないが、両者が年金受給する場合 | 1人$570.56 まで | 1人$645.56 まで |
夫婦、又は、事実婚カップルのどちらかが年金受給資格がないが、有資格者のみが年金受給する場合 | $600.30 | $681.60 |
上記の”夫婦、又は、事実婚カップルのどちらかが年金受給資格がないが、両者が年金受給する場合”について少し詳しく説明します。
もし、夫婦、又は、事実婚カップルのどちらかが年金受給資格に満たない場合は、有資格者は、無資格のパートナー(※)を含めるかを決めることができます。
※-無資格のパートナーとは、夫婦・事実婚のカップルのどちらのニュージーランドの年金受給資格がない人のことです。まだ65歳になっていない人を含みます。
無資格のパートナーを含めると、夫婦・事実婚のカップルのどちらも年金を受給することができます。
無資格のパートナーを含めると、2人合わせた収入が受給額に影響するため、含めるかどうかは年収により判断が必要です。
- もし、2人合わた年収が$27,839.31以下の場合、無資格のパートナーを含めることにより年金受給資格者はより高い受給額を得ることができます。
- もし、2人合わた年収が$27,839.31以上の場合、無資格のパートナーを含めないことにより年金受給資格者はより高い受給額を得ることができます。
つまり、上記にもあるように2人の年収により受給額が減らされることもあるので、2人の年収が$27,839.31以上の場合は、無資格のパートナーを含めない方が合計受給額が多くなるという事です。
ちょっとややこしいですが、ニュージーランド政府のウェブサイトにくわしく説明されているので以下のページを参考にしてください。
NZ Super and Veteran’s Pension payment rates – Work and Income
まとめ
- ニュージーランドの年金受給額は独身、又は、夫婦・事実婚かにより変わる
- 独身の場合は一緒の住んでいる人によって年金受給金額が変わる
- 夫婦・事実婚カップルの場合、夫婦・事実婚カップルの両者に受給資格にあるかどうか、無資格のパートナーを含めるかにより金額が変わる
以上、ニュージーランドの年金の受給額についてお話ししました。
先日のニュージーランドの年金の受給資格に関しての記事も参考してください。
それでは。