先日、ニュージーランドで就職先を探す際に必要な履歴書の書き方についてお話ししました。
ニュージーランドで使用される英語の履歴書は、CVと言われ、日本のように形式は決まっていません。
つまり、内容、レイアウトは書く人の自由ということです。
しかし、その自由さがCV作成を難しくさせます。
どんな内容・レイアウトが正しい・正しくないという基準がはっきりしていないので、採用担当者により評価が異なる可能性があります。
今回の記事では、一般的な情報をもとに、良い履歴書とダメな履歴書についてお話ししたいと思います。
先日の英語履歴書の書き方についてはこちらの記事をどうぞ
英語履歴書 ダメな例・良い例
今回紹介する例は、ニュージーランドのニュース・ウェブサイトの記事などを参考にしたものです。
以下のリンクは今回参考にした記事です。
CV’s The good and the bad – how to write a killer CV to get the job – SEEK Career Advice
Resume Writing Do’s and Don’ts | Hudson
上記でもお話しした通り、英語の履歴書は良い・悪いの基準がはっきりしていないので、今回紹介するものはあくまで一例として参考にしてください。
まず、一般的に良いCVというのは、簡潔に必要な情報がまとまっている履歴書です。
採用担当者はたくさんの履歴書を手に取ります。
内容がまとまっていない、読みづらい履歴書は全部読んでもらえない可能性が高くなります。
英語履歴書 ダメな例
長すぎる・短すぎる
上記でもお話しした通り、英語の履歴書は簡潔に要点を書くことが重要です。
適切な量は応募するポジションによりますが、一般的にはA4用紙2、3枚程度です。
マネジャーポジションなどたくさんの経験がいる場合以外などは、A4用紙4枚以上は長すぎる印象を与えます。
これに比べ、A4用紙1枚の履歴書に関しては賛否両論があります。
まとまっていて良いという人もいれば、内容が薄すぎるという人もいます。
そのため、A4用紙2、3枚くらいが丁度良いくらいの長さの履歴書です。
読みづらい
できるだけ少ない枚数に収めようとして、小さめのフォントを使用するのは逆効果です。
読みづらいフォント、レイアウトの履歴書は採用担当者に全く読んでももらえない可能性もあります。
誤字脱字
これは当たり前のことですが、誤字脱字は必ずないように何度も見直しましょう。
また、英語文法の誤り、カジュアル過ぎる英語にも注意が必要です。
ビジネス向きでない Eメールアドレス
CVには、通常Eメールアドレスなどの連絡先を記載します。
例えば、love_xxx_parties_xxx@gmail.com だとか、
cannot_live_wihout_wine@gmail.com など、明らかにビジネス向きでないEメールアドレスは避けましょう。
また、長すぎたり、ランダムな英数字が並ぶEメールアドレスなども適していません。
採用担当者はメールアドレスをコンピュータに打ち込まないといけない可能性もあるので、配慮が必要です。
私は”自分の名前.名字”@gmail.comという感じのメールアドレスを使用しています。
不必要な情報が多い
CVのスペースは限られているので不必要な情報は出来るだけ省きましょう。
募集要項と特別関連のない資格、卒業した小学校・中学校・高校などは不要な情報であることが多いので省いた方がいいです。
専門用語を省略
資格の名前や、専門用語など、一般的に頭文字だけで表記されないものは、正式名称で記載しましょう。
これは、採用担当者があなたの専門分野に詳しい人とは限らないためです。
誇れる資格でも、採用担当者に認識してもらえなければ意味がありません。
個人情報を載せすぎる
ニュージーランドの履歴書には、誕生日、未婚・既婚ステータス、出身地、顔写真等を載せる必要はありません。
特に顔写真は面接の前に先入観を持ってしまわれることもあるので載せない方が無難です。
コピー&ペースト
英語履歴書は、応募するポジションにより内容を調整する必要があります。
募集要項で必要とされる経験、スキル、資格を理解し、それに合わせて調整します。
もし、募集要項を関連のない内容が記載されていれば、採用担当者にコピー&ペーストだと思われます。
良い例
ここでは一般的に良いと言われる履歴書の特徴を紹介します。
関連した情報だけが簡潔に記載されている
CVのスペースは限られているので不必要な情報は出来るだけ省きましょう。
関連する情報を簡潔だけども要点は抑えて記載することを心がけましょう。
読みやすい
シンプルで読みやすいフォントで書かれている履歴書は読みやすいです。
カラフルな色や、複数の種類のフォントや特殊効果は読みづらいの出来るだけ控えた方がいいです。
キーワードが入っている
募集要項をきちんと読んで理解することが重要です。
応募先によっては、読むに値する履歴書かどうかコンピュータが自動で振り分けるところもあります。
募集要項で説明している内容と関連したキーワードが履歴書に使用されているかを自動でチェックされることがあるので、必ず関連のキーワードは履歴書に含めましょう。
良いCVの例は他にもたくさんあるのですが、今回は一般的な基準を紹介しました。
以上、今回の記事では、ニュージーランドの就職に必要な英語履歴書の良い例・悪い例についてお話ししました。
先日の英語履歴書の書き方についてはこちらの記事をどうぞ