私は、オーストラリアに14年程前に日本からワーホリで渡り、約7年程前にニュージーランドに移住しました。
オーストラリアへワーホリに行った時は初めての海外旅行だったので色々と準備が足りなかったと思います。
私がワーホリ時代を過ごした頃は、まだiPodはそこまで復旧していないころで、ワーホリにノート型パソコンなどを持ってくる人はすごく少ない時代でした。
もちろん、スマホを持っている人はいませんでした。
それと比べて今はどうでしょう?
スマホ、タブレットなどの通信デバイスはもちろん、ワイヤレスのインターネットはほとんどの家や公共の場所で使用できます。
こんな時代にワーホリに行っていたらどれだけ色々と便利だっただろうか・・と考えました。
今日は、海外生活エッセイではないのですが、そんな14年ほど前の私のオーストラリアでのワーホリ体験をもとにその当時の事情についてお話しします。
昔のワーホリはどういう生活をしていたか?
私がワーホリで行ったのはケアンズというシドニーやメルボルンと比べるかなり田舎の街でした。
もしかすると当時のシドニーやメルボルンなどの大きな都市の環境は違ったかもしれませんが、私のワーホリ生活は以下のような感じでした。
携帯電話
日本では、携帯電話としてスマホを使っている人が多いと思います。
そのため、日本でSIMロックを解除して日本からスマホを持って海外に行き、現地のSIMカードを購入して使用する方が多いのではないかと思います。
私がワーホリの頃は、SIMロック解除は日本ではできなかったので、日本の携帯電話は海外では使用している人はほとんどいませんでした。
ケアンズの留学エージェントではオーストラリアで使用できる携帯電話が売っていました。
私を含め、そのエージェントを使っているほどんどの人がその携帯を持っていました。
その携帯はのセールスポイントは、”日本語でEメールが送れる”でした。
今のスマホでは当然利用できる機能ですが、当時は素晴らしいことだったのです。
また、text(ショートメール)はアルファベットでしか入力ができなかったため、オーストラリアの日本人の友達とのやり取りは基本ローマ字です。
例えば、”ohayo-!” “kyo nomini iku?”などです。
インターネット
現在では、インターネットの利用は携帯電話のデータ通信を通じてや、公共の場や家屋でインターネットをどこでも利用することができます。
そのため、パソコン、スマホ、タブレットを使ってインターネットのいろんな情報にアクセスしたりできます。
もちろん、Eメールのチェックなども簡単にできます。
しかし、私がワーホリをしていた時期は、シェアハウスに一台パソコンがあれば本当にいい方で、シェアハウスや公共の場ではインターネットが手軽に使えないのが普通でした。
また、携帯電話のデータはすごく割高でした。
そのため、留学エージェントや旅行会社などのラウンジで共有のパソコン30分使用無料などのサービスを順番を待って使用していました。
そのため、Eメールを確認できるのは1日に1回程度でした。
インターネットを利用できる時間が1日に30分なんて今ではありえません。
当時の日本と連絡を取る方法はEメールが主だったので、不便さが伝わると思います。
日本との連絡
スマホの普及とともに日本との連絡手段もかなり進化しました。
今は、スマホやパソコンから簡単にEメールや、Line、Skypeなどでインターネットさえあればメールや電話も無料でできます。
上でもお話ししましたが、私のワーホリ時代はEメールでの連絡が主でした。
携帯電話で日本に電話をかけるとかなり高額な電話代がかかります。
そのため、当時はコーリングカードというカードを購入して、安い回線を介して日本に安めの通話料で電話をかけていました。
Lineがある今は本当に便利になりました。
日本にいる家族や友達と距離を感じることなく連絡をとれるので、本当にありがたいです。
当時、Lineがあったらどれだけ便利だったか・・と思います。
日本の銀行の残高確認
インターネットの普及で、インターネットバンキングなども導入され、日本の銀行の残高確認もかなり簡単にできるようになりました。
仕事・シェアハウス探し
今は、仕事・シェアハウス探しはインターネットを使ってできますが、当時は、留学エージェントや、旅行会社などの掲示板などの張り紙を見に行って、そこの書いてある連絡先に連絡をしていました。
仕事を探すためなどに掲示板まで足を運ぶ必要がなくなったので本当に便利になりました。
日本の本を読む
電子書籍が開発されるまでは、紙の本を購入する必要がありました。
以前は、日本の本がほしい場合、日本にいる家族に買ってもらって海外に送ってもらったり、アマゾンの海外輸送サービスを利用して購入したりしていました。
しかし、今は、Kindleなどの電子書籍があるので、海外にいても簡単に日本の本を読むことができます。
電子書籍だと、かさばらないので旅行中も読めますし、引越し等も荷物が少なくてすみます。
その他
その他、スマホがない頃は:
- 地図は紙
- 旅行情報はパンフレットか、旅行会社で聞く
- YouTubeはまだ流行っていない
- 音楽はCDかMD
- 写真はデジカメで撮る
- SNSはMixiが主流
などなど、例をあげるとたくさんあります。
以上、スマホがない昔の海外生活と現在の海外生活の違いについてお話ししました。
今は海外からでもインターネット環境があれば日本の家族と友達をいつでも連絡がとれるので、ホームシックにかかる人も少なくてすみそうですね。
本当に色々なことが便利になって、海外生活の楽しみ方の幅も広がりそうです。
それでは。