ニュージーランドは、18歳から飲酒、喫煙が法律で認められています。
また、選挙権も18歳から、結婚も通常18歳からできます。
そのためニュージーランドは法律的に18歳から成人です。
日本では成人式は20歳の年に行われますが、20歳から飲酒・喫煙が法律で認められているので理解できます。
ニュージーランドには成人式を行う習慣はありません。
代わりに・・・というのと少し違いますが、ニュージーランドでは21歳の誕生日を盛大にお祝いします。
え?18歳じゃないの?と思いますよね。
この記事では、ニュージーランドの21歳の誕生日のお祝についてお話しします。
ニュージーランドで21歳の誕生を盛大に祝う理由
ニュージーランドでは1970年頃まで法的に成人として認められる年齢は21歳でした。
成人になると、法律的に両親から独立したことになるため、それを祝うために21歳の誕生日を盛大に祝っていると言われています。
1970年以降は、ニュージーランドでは法定の成人の年齢は20歳に下げられましたが、その後も21歳の誕生日のお祝いは習慣として続きました。
2000年頃に飲酒ができる年齢が18歳に下げられましたが、現在でも21歳の誕生日は盛大に祝われています。
ニュージーランドの21歳の誕生日の祝い方
21歳の誕生日は通常家族がパーティーの準備をして、友達や親戚も招かれます。
伝統として残っているのは、ヤードグラス(Yard glass) という細長いグラスにビールをついて一気に飲む事です。
ヤードグラスを使って飲むこと自体はヤード・オブ・エール(yard of ale)といいます。
元々、この21歳の誕生日を祝う伝統はイギリスから来たものです。
イギリスのヤードグラスは、ビール1.5リットルほど入る容量ですが、ニュージーランドのヤードグラスはなんと、2.7リットルも入る大きさです。
これを一気に飲み干すことが伝統のようですが、実際のところはこれを行う人はあまりいない様です。
YouTubeで、”yard of ale”と検索するとたくさんの動画が出てきますので、暇つぶしに見てみてください。
私もいくつか見てみましたが、途中で吐き出す人が多くてあまりきれいな動画ではないのでシェアするのはやめました。
ヤードグラスでビールを飲む以外は、ホームパーティーをしたり、家族や友達でレストランに出かけたりします。
ニュージーランドの人達はパーティー好きなので、21歳の誕生日はパーティーをするにはいい言い訳なります。
まとめ
- ニュージーランドの法的な成人年齢は18歳。
- 1970年ころまでは成人年齢は21歳だった。
- ニュージーランドでは、21歳の誕生日を家族・友達と盛大に祝う。
- 伝統的な21歳の祝い方は、ヤードグラスという長いグラスでビールを一気飲みすること。
以上、ニュージーランドの21歳の誕生日の祝い方についてお話ししました。
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それでは。