こんばんは、火曜日なので自由テーマの日です。
今日も、海外生活エッセイという事で思ったことを書き綴って行きたいと思いますので、どうぞお付き合いください。
今日のテーマは海外で子供を持たないという選択についてです。
海外で結婚 子供を持たないという選択
私は高校生の頃、これと言って特別やりたいことや、なりたい職業はありませんでした。
将来は就職して、結婚して、出産するような人生を送るのだと思っていました。
友達の間でも私が一番先に結婚しそうだと話していたくらい、結婚という選択は普通にすぐ訪れるものだと思っていました。
しかし、短期大学卒業後に編入した4大で出会った人達、スキューバダイビングサークルに感化され、海外にワーキングホリデーに行くことにしました。
オーストラリアとニュージーランドを合わせた海外生活の年数はもうすぐ14年になります。
もちろん、オーストラリアへワーホリに行った頃は、私の現在の生活は想像もしていませんでした。
現在は、ニュージーランドで会計士として就職し、ニュージーランド人のパートナーと7年程一緒に住んでいます。
婚約指輪はもらいましたが、結婚するという予定は今のところありません。
結婚しないと決めたわけではなく、特にしても、しなくても変わらないのでどちらでもいい感じです。
私たちの間には子供はいません。
私は現在30代半ばです。彼は私より20歳以上年上です。
私たちは今まで子供を持とうと思ったことはありません。
私はまだまだ勉強もしたいし、自分でビジネスを始めたいと思っています。
また、残された2人の時間を大事にしたいとも思います。
贅沢もできるし、時間があれば旅行もできる。
子供がいないカップルの場合、時間もお金も自分たちのために使う事が出来るのです。
私は30代半ばなので、まだ数年は迷う時間があるのではないかと思っています。
しかし、もちろん、子供をほしいと思った時には、時すでに遅し、という事になっていないとも限らないのはわかっています。
海外に住んでいて、子供を持たないという選択を取るという事はどういうことか考えてみました。
子供を持たないという事は、パートナーと私はずっと2人で支え合って行くことになります。
しかし、パートナーが突然いなくなった時、私の一番の理解者の1人がいなくなってしまう事になります。
そうなると、私はそれまで感じたことのない孤独を味わう事になります。
たった1人のニュージーランドの家族を失くすことです。
もちろん、日本には日本の家族がいますが、別々の国に暮らしているのでいつもそばにいられるわけではありません。
日本だと、子供が親の老後の世話をするという風習があります。
ニュージーランドの場合は、親も子供も自立しているので、年を取っても自分で生活をしたり、老後施設に自ら入居する人が多いです。
もし子どもを持たなかった場合、私を訪ねてくる身内はほどんどいないという事になります。
また、何かあっても頼れる身内は近くにいないという事になります。
さらには、最後を看取ってくれる人がいないかもしれない状況もありうるということです。
海外で自分の子供を育てるという事は、自分の子孫を海外のこの地に残すという事です。
海外で自分の子孫を残すという事は、自分がここで生きてきた証になります。
また、自分の子どもたちが、日本の家族ともつながり、自分がこの世にいなくなった後もその繋がりを残していってくれることになると思います。
もちろん、これだけの理由で子どもを産むという事は自己中心的ですが、日本とニュージーランドの繋がりを残すためには、子どもは大切な役割を果たしてくれると思います。
実は今までこうやって、海外在住で子供を持たないという選択と真剣に向き合ったことはありませんでした。
しかし、やはり真剣に考えると、子供を産めるかもしれないのに産まないという選択は正しい選択なのかわからなくなります。
(もちろん、子供を授かりたいのに授かれない方々からすると、産めるなら産むべきと思うでしょう)
一番心配なのは、やはり将来1人になったら・・という事です。
もちろん何十年も先の事ですが、子供を産めるタイムリミットが迫っているので早めの決断が必要です。
以上、海外で結婚し、子供を持たないという選択について思う事を書きました。
最後までお付き合いありがとうございます。
それでは。
コメント
jujucoさん、シェアしていただきありがとうございます。このブログは数年前に書かれたものなので、jujucoさんの状況やお気持ちが今もおなじかわかりませんが、コメントさせていただいております。
私はjujucoさんより一回りほど年上です。多分同じくらいの期間のオーストラリア暮らしです。私もjujucoさんのコメントと同じようなことを考えることがあります。17歳年上のオージーの主人がいます。こどもなしです。私も不安なことばかりです。自分が一人になったらほんとにもう一人ぼっちですし、自分が歳をとったら誰にも頼れません。内気なくせに、数年前までこっちで友達作ろうと静かに必死でした。今年母を亡くし気落ちしました。友達を作ろうという欲望の先には自分に何かあった時にそばにいてもらいたいという気持ちがありました。でも考えてみれば自分勝手すぎますよね?笑。でもね、母のことを機に欲望を手放したらなんだか少し軽くなりました。ですがやっぱり時が来れば自分一人になるという事実には逃げずに対応していかなければなりません。すみません。何かわけのわからない文章になってしまいました。自分に似た状況で、同じようなことを考えていらっしゃるNZ在住の日本人の方がいてくれて少し心の支えになりました。でもですね、jujucoさんはまだまだお若いですし、ちゃんとした職も持っていらっしゃいますし、子供を持つ選択もまだ可能なので、納得できる選択をなさることをお祈りしています。シェアしてくださりありがとうございました。ではお元気で。
きなみさん、コメントありがとうございます!返信が遅くなり申し訳ありません。この記事を書いてから数年になりますが、未だに子供はいないですし、これからも子供を持つ予定はないです。でもおっしゃる通り、将来一人になったらと思うとやはり不安です。友達がいたとしてもいつどうなるかわからないですし、ある程度は自分一人でも大丈夫という覚悟と準備をしておいた方がいいのかな、と漠然と考えています。もし一人になったら、やっぱり日本に変えるのかなとも。きなみさんも、これから先充実して幸せな人生を送られることを祈っています!