ニュージーランドは定年は何歳という決まりはありません。
そのため元気な限り働くことができます。
ニュージーランドの文化では、仕事を退職した夫婦はその後子供のお世話になるわけではなく、年金や退職前の蓄えをもとに自立した生活を過ごします。
このような生活は介護が必要になるまで続き、介護が必要になった場合は施設等に移動します。
もちろん、スタイルは家族それぞれです。しかし、ニュージーランドの人達はこのように過ごしている人達が多いです。
子供がいる場合はもちろん一緒に暮らす方が生活費を抑えることができます。
しかし、お金よりも色々な意味で個人の生活を尊重する考え方なのかもしれません。
私のパートナーのお母さんは最近亡くなりましたが、本人の意思で家族から離れた介護施設で生活していました。
おそらく他の家族に迷惑をかけたくないという理由だと思います。
このように、 ニュージーランドの人達は出来るだけ老後の出費を抑えるため、不動産を売ったり、出来るだけ生活費の安い街に移り住みます。
しかし、老後を過ごすのにはニュージーランドのどこが一番いいのでしょうか?
ニュージーランドの新聞社ヘラルドの調査によると、老後を過ごす場所を決めるんは以下のポイントが大事です。
- 日照時間の長さ
- 不動産の値段
- 土地家屋税の高さ
- 医療施設などへのアクセス
- 強盗事件の発生率
- 65歳以上の人々の人口
今回の記事では、ニュージーランドで老後を過ごすのに一番適した街についてお話しします。
この記事は以下のニュージーランドのヘラルドの新聞記事をもとにお話ししています。
Interactive: Where is the best place to retire to in NZ? – NZ Herald
そのため、移民のための老後を過ごすのに適した場所とは少し基準が違う部分もあります。
ニュージーランドで老後を過ごすのに適した場所
このヘラルドの記事によるとニュージーランドで老後を過ごす場所として一番人気が場所は、南島にあるMarlborough(マールボロ)です。
マールボロは、ニュージーランドの街の中でも年間日照時間が長いと言われています。つまり晴れている日が多いとという事です。
また、マールボロは白ワインの産地としても有名です。そのため、ワイン好きにはとっても向いている場所かもしれません。
また、もし、どうしてもニュージーランドの北島を離れたくない場合は、Napier(ネイピア), Whangarei(ワンガレイ) や New Plymouth(ニュープリマウス)なども評価が高いです。
ニュージーランドでは、2ベットルームの不動産が老後を過ごす人々に人気があります。
オークランドは大変人気がある地域ですが、不動産の価格が高いことが老後を過ごす妨げになります。
昨年のオークランドの2ベットルームの家の平均価格はなんと、$653,000です。(参照元:Interactive: Where is the best place to retire to in NZ? – NZ Herald)
それまでの住んでいた家がいくらで売れたかにもよりますが、かなりの金額を住まいにつぎ込むことになります。
また、タウランガも老後生活を送る場所として人気がありますが、不動産が価格が高いため手もとに残るお金が少なくなってしまいます。
オークランドやタウランガは金銭面が重要なポイントであれば避けるべき場所ですが、社交面なと住んでいる人達との交流を重視する人には向いている場所かもしれません。
また、マールボロは年齢が65歳以上の人々の割合が高いため、金銭面、社交面、また天候の面でもとても老後生活を送るのに最適な場所といえると思います。
以上、ニュージーランドで老後生活を送るのに適した街についてお話ししました。
今回の記事は、ニュージーランドの人達が選んだ基準をもとにして選ばれたものです。
日本人等の移民のための老後を過ごすのに適した場所とは少し基準が違う部分もあります。
私が考える、日本人が海外で老後を過ごす場所を決めるのに重要な基準については以下を参考にしてください。
それでは。