ニュージーランドでは、自転車は車と道路を共有します。
つまり、特別に許可されている場合以外は自転車は歩道を走ることができません。
自転車のルールは日本とかなり違う部分があるので、ニュージーランドで自転車に乗る時は気を付けてください。
今回の記事は、ニュージーランドで自転車に乗る場合の基本ルールについて説明しています。
ニュージーランド交通局の The official New Zealand code for cyclists – About cycling をもとに書いています。
ちなみに、ニュージーランドにはママチャリは全然走っていません。
通常は、マウンテンバイクで泥除けもついていないです。
ニュージーランドの自転車ルール
自転車の装備に関するルール
自転車に乗る人の装備と自転車自体の装備のルールはこちらです:
- 自転車に乗る時は認定規準にあったヘルメットをストラップなどでしっかりと固定し、必ず着用しましょう。
- 自転車は必ずブレーキと反射板があるものに乗りましょう。
- 薄暗いときや暗いときは自転車の前後にライトを必ずつけましょう。
- 2人乗りは原則禁止ですが、特別な Pillionという座席付きで乗客用の足置きがあれば大丈夫です。小さい子供の足は車輪から保護しましょう。乗客もヘルメットをかぶる必要があります。
- 自転車は自転車専用のけん引車をけん引することができますが、サイドカー付きでないけん引車でなければなりません。
このように、自転車に乗る時はヘルメット着用義務があり、自転車には反射板と夜間には前後にライトを付ける必要があります。
また、その他も細かく決まりがあるようなので必要であれば、The official New Zealand code for cyclists – About cycling をご参照ください。
ヘルメット、ライトは誰もつけてないだろう思うかと思いますが、ちゃんとつけている人が多いです。
私はオーストラリアにいるときにちゃんと装着していなかったので警察に罰金を取られました。
自転車の標準装備についてはこちらの記事もご参照ください。
自転車を乗る時のルール
- 常に出来るだけ道路の左側を走りましょう。もしも、交通の妨げになっている場合は直ぐにできるだけ道路の左側に寄り、他の車が進めるようにしましょう。しかし、安全のために自転車で走る道路の位置は判断しましょう。
- 2人で横に並んで自転車に乗ることはできますが、しかし、左に寄るというルールと交通の妨げにならないというルールを頭に置いて自転車に乗りましょう。3人以上横に並んで自転車に乗ることは違法です(公式のレースの場合など交通局などから交通管理認可が下りている場合は例外です)
- 車を追い越す時は一列に並んで追い越しましょう。
- 必要に応じて、ハンドシグナル使用し進行方向などを周りの人や車に知らせましょう。
- もしも、他の自転車や車に後続している場合で突然止まる場合は、前方に十分な距離を置いて止まりましょう。推奨の距離は最低2秒程度の距離です。
- 歩道で自転車に乗ることを許可される状況は:
- 新聞配達、郵便配達中。
- 車輪直径が35.5センチ以下の小型時自転車に乗っている場合。
- 小道や私有道路をふさぐ様な駐輪は禁止です。
- 自転車が他の自転車をけん引することは違法です。
- 積み荷は安全に固定し、地面に着かないようにしましょう。また前輪・後輪から1メートル以上はみ出さない、両幅50センチ以上はみ出さないようにしましょう。
- 全ての信号、標識に従いましょう。
- 他の車等や歩行者へ道を譲るルールに従いましょう。
- 地方自治体の条例に従いましょう。
- 緊急車両のサイレンが鳴っている時や、ライトが点滅している時は道を譲りましょう。
Cyclist responsibilities にはもっと詳しい自転車のルール書かれていますので、必要であれば読んでみてください。
まとめ
ニュージーランドでは自転車に乗る時は:
- しっかりと固定されたヘルメットをかぶる必要がある。
- 夜間は、前後に決められたライトを付ける必要がある。
- 曲がる時などはハンドシグナルで方向を示す。
- 歩道は基本走ってはいけない。
以上、 ニュージーランドの自転車ルールを簡単にお話ししました。