ニュージーランドでは、大学などの学校入学や永住権などのビザの申請のために自分の英語力を証明する必要があります。
日本では、TOEICや英検などが英語能力の測定に利用されますが、ニュージーランドではIELTSという英語検定試験が利用されます。
この記事では、IELTSの概要についてお話しします。
IELTSって何?
IELTSは、”アイエルツ”と読みます。
International English Language Testing System の頭文字をとったものです。
日本では、TOEIC、TOEFL、英検等が英語力の測定試験として有名だと思います。
しかし、IELTSはニュージーランドやオーストラリアに住んだことがあるほとんどの人が聞いたことがある英語能力検定試験です。
IELTSは、ニュージーランドやオーストラリア以外にも、カナダ、イギリスで英語の能力を測定する試験として使われます。
IELTSの試験種類
IELTSの試験は、大きく2つの種類に分かれます。
- Academic (アカデミック)
- General Training (ジェネラルトレーニング)
この2つです。それぞれ内容(リスニングとスピーキングテスト以外)・難易度が違います。
アカデミック
アカデミックは、日本語で学問の事です。
英語環境で大学やポリテクニックなどの高等教育を受けるために、基準を満たした英語能力があることを示すために受ける試験です。
英語が母国でない人は、その学校で必要と判断されるIELTSのスコアを満たした場合、入学基準を満たしということになります。
ニュージーランド、オーストラリアに語学学校以外の目的で留学する場合は、つまり英語で何かを学ぶ場合はIELTSのスコアの提出が必要な場合が多いです。
学校によりは、その他の方法で英語能力を示すこともできますし、付属の語学学校で数か月勉強することで、大学の入学資格等をもらえるところもあります。
必要とされるIELTSのスコアは、教育機関、学科により異なりますので、事前に確認してください。
また、雇用先によっては英語力を証明する基準としてIELTSのスコアを聞かれる場合もあります。(私は今まで聞かれたのは1度しかないですが)
ジェネラルトレーニング
ジェネラルトレーニングは、英語環境で中等教育を受けるに当たって英語能力が入学基準を満たしているか、ワークエクスペリエンスをする場合の英語力基準、または、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、イギリスに移住する場合や、永住権や就労ビザなどを申請する場合に使用される試験です。
IELTSは、永住権を申請している人、したことがある人はほぼ皆さん受けている試験です。
なかなか思い通りのスコアが取れずに私の周りでもみんな頭を悩ませていました。。。
私もその1人でした。
アカデミックと、ジェネラルトレーニングでは試験内容も、難易度も違います。
アカデミックの方が難しいと言われていますが、一概には言えない様です。
IELTSのスコアが必要な意図や提出先により、どちらのテストが必要かを確認して申し込みをしてください。
通常、アカデミックのIELTSスコアが必要なのにジェネラルトレーニングのスコアで代用することはできませんが、提出先によりです。
IELTSの試験内容
IELTSは、4つの試験に分かれています。
- リーディング
- ライティング
- リスニング
- スピーキング
以上の4つのエリアです。
受験者の人数によりますが、通常はすべての試験が1日で行われます。
混雑具合によりスピーキングテストは別の日になることもあります。
以上、この記事ではIELTSの概要についてお話ししました。
それでは。